新型コロナウィルスで気を付けたい事

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新型コロナウィルスで気を付けたい事【おうちプロデュース 大阪】

2020/03/06

トイレットペーパー、2パック以上買い込んでいませんか?

あなたは、うっかり加害者になっているかも!?

新型コロナウィルスの影響で、

学校が2週間休みになったり、

仕事がテレワーク中心になってきたり、

ライブ会場での感染が見つかったり、

色んなことが起こって、不安定ですよね。

 

そんな中で起こっているのが、トイレットペーパー騒動

これは、人の不安と群衆心理が重なって起こる事象です。

これによって、うっかり加害者というのが登場してしまいます。

 

うっかり加害者というのは、

自分は正しいことをしているつもりだけれども、

実は加害者になっていたというもの

 

例えば、今回、

いつもなら1パックだけ買うトイレットペーパーだけど、

「こんな時だから!」

と全員が2パック買うだけで、

店舗から商品が2倍消えていきます。

 

実際は、2パックだけではないんですよね。

5パックも6パックも、持てるだけ買う!

という人がいっぱいいるんです。

 

なので、トイレットペーパーのコーナーが

空になってしまうんです。

その購入している人のほとんどが、

実はまだストックがあるのに購入しているんです。

無くなったら不安だから。

 

そして、すぐに買いに行けない人たちが

困っているんです。

トイレットペーパーが置いていない。

友人の飲食店でも、トイレットペーパーが手に入らないので、

お店が開けられないかも、ということになっています。

 

お店が開けられないということは、

死活問題ですよね。

それを引き起こしているのが、

トイレットペーパーを必要数以上に大量購入している人なんです。

これがうっかり加害者。

 

あなたはいかがですか?

 

特に今回は、

SNSなどの口コミによって、

広がってしまった騒動ですよね。

 

人の口に戸は立てられないと言いますが、

口コミって本当に怖いんです。

この口コミによって、

銀行が倒産の危機に追い込まれてしまった、

恐ろしい事件があります。

 

口コミの恐ろしさ

豊川信用金庫事件

1973年12月の登校中の電車車内で、

豊川信用金庫に就職が決まった女子高校生Aを、

友人B・Cが「信用金庫は危ないよ」とからかったのが始まりでした。

 

これは、経営状態が悪いという意味ではなく、

強盗とか入りそうだよね、的な意味の冗談でした。

でも、Aは間に受けてしまいました。

 

【1日目】

「信用金庫は危ないのか?」と親戚Dに尋ねました。

聞かれた親戚Dは就職の決まっている豊川信用金庫だと判断し、

その本店の近くに住む親せきEに

「豊川信用金庫は危ないのか?」と電話で問い合わせ。

 

【2日目】

Eは美容院経営者のFに、「豊川信金は危ないらしい」と話してしまう。

 

【3日目】

Fが親戚Gにこの話をした際、居合わせたクリーニング業Hの耳に入り、彼の妻Iに伝わる。

 

【4日目】

小坂井町の主婦らの間で豊川信金の噂が話題となり、通りがかりの住民の耳にも入っていく。

この頃、噂は「豊川信金は危ない」と断定調に変わってしまっている。

 

【6日目】

Hの店で電話を借りたJが「豊川信金から120万円おろせ」と電話の相手に指示。

Jは噂を全く知らず、ただ仕事の支払いで金を下ろす指示をしただけだったが、

これを聞いたIは同信金が倒産するので預金をおろそうとしていると勘違いし、

慌てて同信金から180万円をおろした。

その後、HとIは知人にこの話を喧伝

 

これを聞いたアマチュア無線愛好家が、無線を用いて噂を広範囲に広めてしまう。

この後、同信金窓口に殺到した預金者59人により約5000万円が引き出される事態が起こる。

 

同信金小坂井支店に客を運んだタクシー運転手の証言によると、

昼頃に乗せた客は「同信金が危ないらしい」

14時30分の客は「危ない

16時30分頃の客は「潰れる」

夜の客「明日はもうあそこのシャッターは上がるまい」

時間が経つにつれて噂は誇張されて言っていたのだそう。

 

【7日目】

事態の収拾のため、同信金が声明を出したけれども、

間違った理解をされ、パニックに拍車が掛かってしまう。

 

払い戻し処理の迅速化のための措置を勘違いされ、

「1万円以下は切り捨てられる」

「利子が払えないのはやはり経営がおかしい」

「(雑踏整理のため現れた警察を見て)銀行の立ち入り捜査をしている」

などのさらにデマが流れてしまう。

 

「倒産整理の説明会をしていると聞いた」と問い合わせる者や、

整理券を渡されて「こんなものをもらって何になる」と怒鳴る者が現れるなど、

事態は深刻化してしまった。

 

さらに、

「職員の使い込みが原因」

「5億円を職員が持ち逃げした」

「理事長が自殺」

という二次デマが発生し広まってしまう

 

信金側の依頼を受けたマスコミ各社は、

デマであることを報道し騒動の沈静化を図る。

さらに、日本銀行考査局長が記者会見を行い、豊川信用金庫の経営について「問題ない」と発言。

混乱を避けるため日銀名古屋支店を通じて現金手当てを行い、預金者へのアピールとして、

本店の大金庫前には日銀から輸送された現金が窓口からも見えるように高さ1m、幅5mに渡って山積みされた。

 

【8日目】

店頭に全国信用金庫連合会、全国信用金庫協会連名のビラが張り出され、

常務理事による預金者への説得活動も行われました。

これらの対策により、騒動は沈静化に向かい始めます。

それでも、新聞報道によって初めて取り付け騒ぎを知り、

預金を下すため駆け付けた人もいたようです。

 

【9日目】

とうとう警察が動き

デマの伝播ルートを解明し、発表。

同日夜、NHKが警察発表のデマ伝播ルートを報道。

 

【10日目】

新聞各紙朝刊が警察発表を報道。

しかし、その後も

「豊川信金は潰れたのではないか」

「3人のうわさ話がここまで大きくなるはずはない。

 裏に組織的な陰謀があり、警察発表は政治的なものだ」

という人もいて、デマはなかなか消えなかったようです。

 

さて、これを見てどう思いますか?

誰も、自分が悪いとは思わないことばかりですよね。

でも、明らかに混乱の一端を担っているんです。

 

つまり、「うっかり加害者」です。

 

今回のトイレットペーパー騒動に似ていませんか?

今は、テレビや新聞、インターネットでも、

トイレットペーパーが無くなるというのは

デマだと伝えられていますが、

まだまだ店頭にトイレットペーパーが残りませんよね。

オイルショック時の大量購入のその後

SNSで話題になっていますね。

豊川信用金庫事件と同じ1973年は、オイルショックの年でもあります。

この時も、トイレットペーパー騒動が起こっていますよね。

私が生まれた年で、

うちの母は、なかなか家を出られなかったので、

トイレットペーパーを買いに行けなかったそうです。

 

その時、周りの人は冷たかったそうです。

誰も分けてあげるという人は、

いなかったようです。

 

しかし、すぐにトイレットペーパーは販売され、

結局買い込みをしなくても大丈夫だった

話していました。

 

逆に、その当時に大量に購入した人のおうちはどうなっているか

今ネットで話題になっていますね。

https://yukawanet.com/archives/kaidame20200229.html

 

これを見ていると、

その当時に大量購入したラップがまだ使い切れていない

トイレットペーパーが棚に突っ込まれたままになっている

など、使い切れていない状況がわかります。

 

ということは、

こんなに買いだめする必要がなかったということですよね。

消耗品だから、いずれ使うと購入されるんですが、

結局は使い切らないケースは非常に多いんです。

なんて、お金の無駄なんでしょう!

 

こういう人たちはいつも

「大は小を兼ねる」

ということを言うんですよね。

 

なぜ、こうなってしまうのでしょうか。

不安は妄想

使い方の見直しで解消される!

今のうちに買っておかなければ、

トイレットペーパーが切れた時に困る!

というまだ起こってもいない問題に、

不安を抱えて

大量買いという行動が起こってきてしまいます。

 

もっと言うと、

どれだけ必要かがわかっていない!

というのが根本にあります。

 

例えばトイレットペーパー1ロールを

何日で使い切るか、あなたはわかっていますか?

 

うちの家は1ロールを10日程度で使い切ります。

長い!と思われたかもしれませんね。

そう、長いんです。

なぜなら、

250m巻きのトイレットペーパーを使っているから。

 

それを把握しているので、

トイレットペーパー騒動が起こり始めた時に、

最後の1ロールを取り付けて、

ストックはないですが、

そのうち販売されるだろうと、様子を見ています。

 

この新型コロナウィルスの問題で、

トイレットペーパーが売り切れたとしても、

マスクとは違って、

1カ月もすれば、増産もかかるだろうし、

出てくるはずなんです。

 

なのに、5パックも6パックも購入するって、

半年は生活できるんじゃないでしょうか?

その計算ができないから、

買っちゃうんですよね。

 

でも、その不安のために、

うっかり加害者になってしまっている。

 

もし、こういう有事が起こったときにまず対応としては、

ストックの数を増やす、

ではなく、

使用量を少し意識して減らす!

が大事なんです。

 

大量にストックがあると、

人は無意識に早く使わなければ、

という気持ちが生まれます。

 

そして、いつもより多めに使ってしまうんです。

 

これって、消費の増大なんですよね。

化粧水とか、

買ったときには平気でパシャパシャ使うけれど、

残りが少なくなってきたら、

ちょっとケチったりしませんか?

 

それと同じなので、

大量にストックを持つより、

今のストックを少しケチって使う方が、

家計にも優しいんですよ。

うっかり加害者になってしまわないために!

不安を解消するために必要な事

うっかり加害者になってしまわないために必要なのは、

「有事にいつも通りに行動する」

ということです。

 

有事には不安になり、行動が変わってしまいます。

この不安は「分からない」事に始まります。

トイレットペーパー騒動も、

あと何日もつか「分からない」から

起こってしまう。

 

であれば、ちゃんと分かればいいんです!

 

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この不安になってしまう脳のメカニズムを知り、

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こうすることによって、

不安になったときに自分をコントロールできるようになり、

客観的におうちの中を見ることができます。

ストレスフリーの配置ルールによって、

時短の暮らしができ、心にゆとりができてきます

 

この心のゆとりがない人ほど、

うっかり加害者になってしまうんです。

いつまで、うっかり加害者で人に迷惑をかけていたいですか?

 

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